毎月5万円の不要費を浮かした
不細工な話だが、定年退職は少なくとも65歳まで、私には関係のない話だと思い込んでいた。
個人商店に毛の生えた程度の会社で、これまで定年を迎えた人がいなかったのもその理由の一つだ。
細かいことを書き出すと話がそれそうなので、それはさておき、60歳になる半年前に、突然定年だけどと言われて慌てたのである。
これもまた言い出すときりがないので最小限にするが、リーマンショックで、5年前に終わっているはずだったマンションローンもまだ残っているのだ。
なにはともあれ、必要費の見直しをしないといけない。
元々質素極まりない生活をしているつもりだったので、当初は節約できるところなどありえないと思っていた。
しかし、意識を改めて向きあってみると、意外と節約できるものがあったのである。
【生命保険を削る】
これまでずっと掛け金を払い続けていたけど、保険が降りたのは入院のときに4万円下りただけだ。
それが保険制度とはいえ、なんとももったいない。
子供たちが働き出したときも修正をかけたのだが、この際解約でいいのじゃないのかと思うようになった。
若いときならともかく、この年になれば養老保険のように貯蓄性のあるものでなければ、掛け捨ての生命保険は思い切って捨ててしまうのも一手である。
私の場合は変額保険だったので、ちょうど解約返戻金が上昇の時期にあり、その変動を見計らって解約した。
何かあったら、その解約返戻金の範囲内で対応して、それを超えるようなら自然に任せるという対応にすることに決めたのだ。
これで3万程度の節約。
【駐車場所を変更】
引っ越してきたときに選んだ駐車場所は、乗り降りのときに雨に濡れない上に、他の車の出入りにも妨げられることの少ないコーナーを選んでいた。
今となってみればこの場所が一番良いのはあきらかで、手放し難く、ハイルーフじゃなくなってもずっと契約していた。
しかし、それも思い切って手離し、安い場所に変更した。
移った先は一番端の、本当なら切り返しスペースのはずのところが、一階店舗のエアコン室外機スペースになっていて、とても入れ難い所だった。
夜、その位置に初めて入れたときなど、しばらく途方にくれた挙句、手前まで戻って手前からバックで入れたという、そんな場所なのだ。
今でも平均3回は切り返さないと入れることが出来ない。
しかし、慣れてしまえばどうということもなく、これで8,000円浮いた。
【新聞をやめた】
新聞も、うちのマンションは各戸配達ではなく1階のポスト投函である。
なので、会社帰りに取ってくるのが習慣となっており、朝見ないため、自然と毎日見る習慣がなくなっていた。
ほぼ誰も読まないし、TV欄は今時テレビで見ることが出来るので、止めようかという話も以前からあったのだが、長期契約していたのでしばらくは続けた。
必要なら買ってくればいいし、普段は毎週の週刊文春は欠かしていないし、YAHOO情報もあるから情報が不足することはない。
強いて言えば、チラシがなくなるのが淋しくなるかなというのが懸念事項だったが、これも実行してもう数ヶ月たったが、2~3日で慣れていた。
【Wifiルータも解約】
最後に、2年縛り明けを待っていたWifiルータを先月末で解約。
これも最近ほとんど使ってなかったので払いがもったいなかったのだが、違約金を払うぐらいなら最後まで持っていようかと云うことで、先月まで無駄ですが払った。
このルーターにFreeのSimを入れられないか調べてみたところ、あんまり調子よく行きそうになかったのでやめておいた。
どうしても必要になったなら、そのときにSimFreeのWifi Routorを買えばいいことだ。
これも4000円程度の節約。
以上で、日常生活に支障をきたすことなく5万円弱節約できた。
固定電話も掛けてくるのは田舎の義母ぐらいしかいないので解約しようかという話もある。
でも、まぁ、2、000円程度なのでもう少し様子をみることに。