シニアにはきつい・長引く夏風邪の治し方
シニアは風邪を引かない?
ここ数年、インフルエンザ以外の風邪ってひいたことがなかった。
歳くったら風邪ってひかなくなるものかなと思っていたら、ひいた。
夏風邪です。
10日ぐらいまえから喉がおかしくてイガイガし始めたと思ったら、咳がでるようになった。
しかし、それだけで、お腹がおかしくなるとかの他の現象はまったくない。
熱も上がらない。
いや、微熱程度には上がったかもしれないが、熱でふらふらするという状態には至っていない。
だから病院には行かずにほうっていた。
せいぜい1週間もあれば完治するだろうとタカをくくっていた。
ところが2度目の週末が来てもいっこうに良くならない。
咳がきつくなる。
さすがに顔が腫れた感が上がってきて、咳のため背筋も痛み、肩ががちがちに固まってきた。
冷蔵庫にアストミンが残っていたので、それとPLを飲んだが効いている気がしない。
おまけに「あたし、喉がおかしいわ、うつったみたい」と家内。
畑ではウィルスは駆除できない
土曜日は定例の週末田舎暮らし、畑行きです。
いつも調子の悪いときに行っては回復して帰ってくる畑なのですが、さすがに風邪のウイルスは退治できないだろう。
収穫も気になるので雨も降っていましたが、とりあえず出かけました。
きれいなナスとインゲンが採れました。
ナスはこれまでで一番出来が良い。竹フレークと米ぬか、油粕を嫌気発酵させたものをたっぷり施肥したのと、最初の何個かの花を摘んでまずは幹を太らせたのがよかったみたいです。
ズッキーニは巨大なのばかりでなかなか適正サイズが採れませんがそれでも、これ、先週よりましです。
黒豆を植えつけたところへK氏夫妻がやってきたので本日の作業終了、ということでダベリングタイムへ突入。
夏風邪に効く薬はない
翌日曜日、家内が高熱を出し始めた。
夕方、39度まで上がっったところで、「このままの状態で明日へ持ち越すのは堪忍して」、と近所の総合病院へ歩いていく。
「細菌ではなくて、ウイルス性の感染症ですね。」
インフルエンザって夏でも広がるものと思い込んでいたが、そうではないらしい。
夏風邪、高温多湿を好むこのウィルスは、梅雨時から夏にかけて活発になるようですが、これに対する有効な薬はいまだにないそうです。
C型肝炎をインターフェロンで駆逐した身としては、その後の1~2年でも目を見張る新薬の登場があっただけに、いまだに風邪ウイルスに対処できていないなんて、ちょっと信じられないものがあったのですが、確かにたかが風邪に強烈な副作用をかけてまでウィルス駆除するのはナシなんですね。
だから、夏風邪の対処はせいぜい熱を下げて、痛みを抑えて、咳を止める。
あとは、ひたすら体力を回復し、免疫力を高め、早く寝て、安静にして、美味しいものを食べるだけということのようです。
高温多湿で不潔なところでウィルスが繁殖するので、マスクなどは早めに交換して手拭タオルなども家族でも別にしておくのがいいようです。
熱は薬を飲むと下がってくれるが、咳は咳止めを飲んだぐらいじゃなかなか良くならない。
そして、咳が一番の体力消耗原だなと感じています。
寝ているときには割りと収まっているようだから、早く回復するには寝ているに限るかも
水分補給
この季節なので、夏風邪をひいたら、水分補給にはいつも以上に注意する必要があります。
水ばかりを飲むと汗や尿から塩・ミネラル類が失われてしまい、ある程度以上それらが失われると、身体がそれ以上水分を吸収しなくなります。
塩分も同時に補給することが必要ですが、高齢者や成人病の方は塩分の取りすぎにも注意しないといけません。
スポーツドリンクを倍程度まで薄めて飲むというのが我が家のやりかたですが、妥当じゃないかと思っています。
原液だと美味しすぎるので飲みすぎてしまいます。(糖分も取りすぎに)
少々飲みにくくなる、薄めたスポーツドリンクがちょうどいいです。
経口補水液がベストなのでしょうが(不味いという噂なので)私はまだためしたことがありません。
ちなみに、コーヒーや緑茶類はだめですよ。
あれは、利尿作用が高いのであまりお勧めはできません。
以前畑で作っていたハブ茶を農作業のときにメインに飲んでいたことがありますが、今思うととんでもないです。
ハブ茶の利尿作用は抜群です。
ほうじ茶や、麦茶は問題ありません。
前記のように少々身体にあった量の塩を入れて飲むといいかもしれないですね。
エアコン
夏風邪の件ですが、高温多湿で繁殖するならと、エアコンで寒冷乾燥にしようというのは当然のことながらNo Goodです。
エアコンで体調を崩すとウィルスの付け入る隙となります。
我が家のひと夏のエアコン使用時間はせいぜい数時間です。
なるべくエアコンは使わないのがお勧めです。